マイホーム計画。意外と知られていない外構工事のこと。
今から8年前の2010年に研究学園に家を建てました。平均的な建坪に家族4人で生活してます。まだまだ子供のライフステージが変わる途中です。
今回は『意外と知らない外構工事』という観点で書き残しておきます。
TX沿線の『みらい平』『みどりの』『万博記念公園』『研究学園』は都心に近く自然が多く残る田園都市といわれる場所です。住環境や教育環境も良いアカデミックな街です。そんな場所にこれから家を建てる方の一助となれば幸いです。
[外構工事とは]
外構とは住宅仕様以外の門、塀、ポスト、駐車スペース、花壇、フェンスの事です。
稀に何もしていない家を見かけますが、梅雨時期の水たまりでの蚊の発生、夏場の雑草種の飛来、大雨で道路へ土が流れてしまったり、冬は風が強いので土埃等で近隣への迷惑等が懸念されるので長期間の放置は問題となってしまうでしょう。
TX沿線は造成地のため多くの場合で外構工事が必要となります。
我が家の場合、ハウスメーカさんとは別の造園専門業者さんにお願いしました。
別々に依頼したので結構大変でした。そこで発生した様々な体験談を記録として
書いておきます。
[なぜ別会社に発注したか？]
ハウスメーカさんに外構工事を担当する部門がなく造園屋さんに『丸投げ』だったからです。事前にハウスメーカの担当営業から聞いた話では評判は良いが『ちょっと高いかも』との事。私の場合はハウスメーカさんの営業管轄的にも横浜の会社さんがやりそうだとの情報をいただいてました。もちろん私は何の不都合もありません。
いざ打合せをやってみると素晴らしいプランを持ってきます。全部予算オーバーです。ちょっと高いどころか・・・という金額感でしたね。外構を含めた金額でローンを組むこともできるのですがココは我慢のシドコロと捉えていました。
『最悪、DIY・・・』と覚悟を決め最終的には予算を理由にお断りしました。
[どこにお願いしようか]
造園業は左官、ブロック、塗装などの職人さん集団の場合がほとんど。私は畑違いの仕事だし全くパイプがありません。ホームセンタへ駆け込みエクステリアデザイナーと名乗る方を頼りましたがアルミ建材カタログの組合せをもってくるだけ。うーん。なんか違うんだよな。
私はハウスメーカの『敷地計画』をベースに欲しいモノを書いて近県の造園屋さん３社にメールでプラニングと見積もりをお願いすることにしました。
＜最初はこんな感じでOK＞
[色々とわかった]
造園屋さんの特徴としては、ハウスメーカの下請けをやっている場合が殆ど。自分でCADかなんか使って提案できるかできないか、どこのアルミ建材推しという差がでますね。建材に関しても入手性、施工知識など過去の仕事の蓄積がベースになってくるようです。それ以外の差があまりなく決め手となるのは『お願いしやすいか』『誠実か』という人的要素が大切。
最初の３社さんからは自分が用意した図面以上のものは出てこない。こんなんでいいのかという疑問もでてきますが、彼らの知識・経験はホンモノです。ちょっと大変ですが、自分で外構計画を作れてDIYも考えている人だったら問題ないです。
[決めたよ]
私の場合、平日は遅くまで仕事。週末はハウスメーカとの打合せ。打合せも昼～夜７時位までやったこともあり、家づくりは本当に体力が必要です。外構も同じ。その後もホームセンタ含め数社とやりとりしました。最終的決めたのはデザイナーさんがいるところになりました。ちょっとお高いのですが図面とイメージをパッパッと書いてくれる造園会社さんです。ネットで見つけた造園屋さん。近県ではあったのですが若干距離もあり心配でしたが丁寧な対応でフットワークも良かった！実際に敷地を何度か見に行ってパースを作ってくれたり、乗っている車の寸法をCADに落として見せてくれたりと具体的に話がすすんでいきます。聞けば、大手ハウスメーカ外構工事の一次受けをやっていて提案業務はお手の物でした。
（画像はサンプル）
[ハウスメーカと造園屋さんの関係性]
ハウスメーカの工事は住宅のみを担当します。外構工事の領域は無関心です。工程としては、住宅が先で外構があと。ハウスメーカは最短工程で注文した住宅仕様を満たせば納品となります。造園屋さんも住宅業界の事はよくわかってますので予算や工期に合わせた提案をしてくれます。
[気遣いと衝突]
金額的にはちょっと『高い部類』に属する造園屋さんにお願いすることにした私。住宅は建物仕様がほとんど決まりインテリアの打合せに移行。住宅仕様の変更がギリギリ可能の最終最後まで残り僅か。しかしながら時を追うごとに造園屋さんの提案は萎縮。花壇がなくなってアルミの門が立派になったり。最初に予算は伝えてあるし・・・打合せはアルミ建材と樹木ばっかり。まるで予算の付け替え。
お互い初めての仕事。気を使っていたようでしたね。造園屋さんは、いまさら住宅仕様を変更するような提案をしてしまうと工事費も変わり、ローン審査等、面倒なことになるだろうという思いやり。一方の私は、一生に一度の・・・なんて高ぶりご不満。遂に不満がプチ爆発ーーー。
[すごいの出たよ]
（写真はイメージ）
当初のプランに戻して再検討を開始すると、まるでジブリ！そうそう。こんなの。こんな風にしたいんだよ～～
これでさ予算内で収まるの？ちょっと位ならオーバーしてもいいよ！
え～～～～！。当初お伝えしていた予算の倍でした。
[悶絶し承諾]
いろいろ考えて２期工事にしました。２期工事とは２回に分けて工事すること。私の場合は１回目は最低限必要な工事と駐車場部分を含む北側。２回目は子供の成長に合わせた工事と庭への装飾という具合です。そのため南側は２回目の工事までは芝生。お金は一回目のみの支払い。しかし２回目はこなかった。
(画像はサンプル：ロックガーデン風）
[2回悶絶する]
ようやく外構プランが固まりました。このプランだと住宅仕様の変更が必要です。なんだかんだで展示場訪問から約１年間プラン作りに協力してくれたハウスメーカさんへ『ここに電源を追加・・・、北側を深基礎に変更・・』と伝えたところ、えーーという反応。まだ仕様確定前だしなんか問題でも？
はい。ハウスメーカさんの言い分をまとめるとこんな感じでした。
インテリアを選定中だし仕様変更があったとしても微細！
ローン申込み前とはいえ事前審査は終わってる！
融資実行日も予測がつく！
それに合わせた工事スケジュールも作成中！
関東でハウスメーカお抱えの建築会社も選定済み！
希望納期を考慮すると基礎工事のスケジュールは確定させている！
輸入品関連の手配書類も確定！
［どうする俺］
えーーー。事情はわかる。私が悪い。北側の深基礎を引っ込めれば良いのだ。それで丸く収まる。しかーし、私は悪くない、契約上も問題ない。議事録にも書いていない。角が立っても良いではないか？とも考えてしまう。この場合、どちらも正しくて、どちらも正しくないのだ。
つづく
［子供が描く今日のイラスト］
今日は風邪でおやすみです。昔の貼っておきますね。
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— ライフシフトつくば (@lifeshift298) 2018年10月25日
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